滝ノ沢から金比羅山(上野村)

滝ノ沢から金比羅山(上野村)
滝ノ沢から金比羅山(上野村)

滝ノ沢から金比羅山
所要時間:約5時間30分

群馬県多野郡上野村にある、滝ノ沢から金比羅山を歩いてきました。
川和自然公園からスタートして、滝ノ沢沿いのルートで社壇ノ頭手前の尾根まで登り、尾根伝いに金比羅山まで行き、スカイブリッジを渡って戻ってくる周回ルートです。

今回のメインは、滝ノ沢沿いのルートです。
エリア的に言うと、両神山の北西、天丸山北側の麓あたりです。
ここは以前から目を付けていて、この滝ノ沢沿いのルートが不明瞭で踏み跡も少ないらしく、どのような感じか興味をそそります。
また、金比羅山へ向かう尾根道も、途中に岩峰や露岩地帯もあるようです。
今回のルートは、地図上では全体的に難路表記されているので、少し苦労しそうです。
というわけで、草木が生い茂る前の春先に行ってきました。

滝ノ沢から金比羅山

駐車場

今回のスタート地点は、川和自然公園です。
無料で、けっこうな台数を停められますので、こちらを利用させていただきました。
上に不二洞の受付事務所があって、施設内のトイレを利用できましたが、朝早い方は利用できない可能性もありますので、手前にある道の駅を利用した方が良いかもしれません。
目の前に、今日歩く山々が見えて、帰りはこの橋を渡って戻ってくる予定です。

川和自然公園

滝ノ沢ルート

早速、本日のメインルート、滝ノ沢沿いを歩いていきます。
基本的には、沢沿いを登っていけばいい筈ですが、どんな感じでしょうか。

林道

まずは、駐車場脇のゲート横から林道へ入っていきます。

林道入口

ここは車両も進入しているようで、安定した道になっています。

林道

行き止まりに、モノレールの始点があり、ここまでは車で入っていけるような道です。

モノレール

廃屋

この先からが山道になります。
数十年前に立てられただろう、案内板が倒れていました。
昔は、多くの人が歩いていた道なのかも知れません。

案内板

水を引き込んでいる施設があり、ここまでは踏み跡がありました。

水道施設

この先からが殆ど踏み跡が無いので、歩きやすいところを探しながら登っていきます。
沢の分岐もいくつかありましたが、一番太い方へ行けば大丈夫です。

沢の分岐

しばらく歩いて行くと、上の方に建物が見えてきました。
そういえば、地図に小屋が見えると載っていたなぁと思いつつ、山の中にしては随分と立派な建物だったのでチョット立ち寄ってみることに。

小屋

土壁です。
年代物ですな。

小屋

中を覗いてみると、木材が保管してありました。

小屋

もう1つの建物は、住居だったようです。

小屋

荒れてしまっていますが、造りがしっかりしているのか、当分は崩壊しなさそうです。

小屋

これはお風呂かな?
ん〜、100年前の暮らしですな。

小屋

反対側へ周ってみると、立入厳禁と。
うん、そりゃそうですな。
にしても、山の中によくこんな立派な建物を建てなぁと思います。

小屋

尾根まで

引き続き、沢沿いを歩いていきます。
暫くは誰も歩いていないんじゃないかと思うくらい、踏み跡が無いです。

滝ノ沢

たまに現れるピンクテープが心強いです。

滝ノ沢

逆さまになって、反対を指しちゃっていますが道標も発見。

滝ノ沢

たまに「あっ!ここは登山道だったんだな」ていう道が少しだけ現れます。
写真だと分かりづらいですが。

滝ノ沢

道なき道を進む感じですが、何度も沢を渡り歩くところを探しながらいくので、なかなか面白いです。

滝ノ沢

沢自体は、滝や大きな岩も無いので、高巻くこともなく安全に進んで行けました。

滝ノ沢

沢を詰めていったところで、周囲が急な斜面に囲まれたボウル状のところまで来ました。

滝ノ沢

さて、どこから尾根まで上がるかと周囲を観察していたら、なんだか道っぽいのがありました。

滝ノ沢

道っぽい所から、あとは適当に登り尾根まで上がって、滝ノ沢ルート完了です。
ここの取り付いた尾根が、本日の最高地点です。
標高1200mくらいかな。

尾根

岩峰

ここからは、尾根伝いに金比羅山へ向かいます。

登山道

この先は、薄っすらと踏み跡もあり、尾根って歩きやすいなぁと感じます。

登山道

地図上に表記されていた岩峰まで来ました。
尾根上に大きな岩があって、1つのピークになっている感じですかね。

岩峰

上まで上がると、けっこう眺めも良いです。

岩峰

スペースもあるので、ここでお昼休憩。

岩峰

金比羅山

一息ついたら、金比羅山へ向かいます。

登山道

小さなピークがいくつかあり、けっこうアップダウンがありました。

登山道

ここのルートも、地図上では難路表記されていましたが、特に荒れていたり危険なところも無かったです。

登山道

金比羅山らしきところに到着しましたが、ピークにはプレートのようなものは見当たらず。

金比羅山山頂

下山

ここからは下っていくだけで、この先は登山道が明確です。

登山道

下っていくと、大きな岩が現れました。

登山道

下の方にはキレイな東屋がありました。

東屋

横には金比羅神社。

金比羅神社

ここの道は整備されています。

登山道

がしかし、下部は崩壊しているところが多いです。
けっこう急斜面だから仕方ないかな。
落石でひん曲がっている単管パイプが恐ろしい。

登山道

鉄塔を通り過ぎ・・。

登山道

まほーばの森まで下りていきます。

登山道

イルミネーションのトンネルを潜って・・。

トンネル

最後は、スカイブリッジを渡り駐車場まで戻り、本日も無事終了です。
通行料100円也。

スカイブリッジ

温泉

帰り道とは逆方向でしたが、少し足を伸ばして、しおじの湯へ寄ってきました。
施設がキレイで対応も良く、泉質もなかなか良いです。
なんせ奥地で来客数が少なく、空いているのがいい。
なかなか来れないけど、お気に入りの温泉です。

しおじの湯のウェブサイトはこちら
https://www.shiojinoyu.com/

しおじの湯

今回の感想

今回は、どこか1つのピークを目指すというよりは、滝ノ沢のルートをメインに周った山行でした。
行く前は、もっと険しい道のりかなぁと思っていましたが、想像よりは歩きにくいところや危険な箇所も無くて、安全に楽しく歩けました。
ほぼほぼ、道標的なものが無いので、そういう意味では地図通りに難路かもしれません。
アプリのデータを確認すると、距離は約7kmで登りのトータルは750mくらいと、数字的にはそれ程ではないのに、けっこう疲れました。
滝ノ沢ルートでは、沢床を歩いていたので、岩場も多くそれが要因かなぁ。
マイナーなルートですが、道迷いの可能性も低いので、興味を持った方はぜひ行ってみてください。

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