
芳ヶ平湿原
所要時間:約6時間30分
群馬県吾妻郡中之条町にある、芳ヶ平湿原へ行ってきました。
草津町の白根・芳ヶ平方面遊歩道入口からスタートをして、横笹からは桜清水を通るルートで芳ヶ平ヒュッテ、芳ヶ平湿原へ。
帰りは、大平分岐へ下ってから横笹へ向かい、白根・芳ヶ平方面遊歩道入口まで戻るルートです。
仕事が忙しく、3週間ぶりの山ということもあって、体力的にあまりキツくないところ、でもって関東は連日の猛暑日なので、涼しい湿原なんかをプラプラしたいなぁと思い、芳ヶ平湿原へ行くことにしました。
今回行く芳ヶ平湿原は、昨年のリベンジです。
ここへは、昨夏も一度向かいましたが、途中にある常布の滝へ立ち寄ったところ、けっこう疲れて満足してしまいまして、芳ヶ平湿原までは行かなかったのです。
というわけで、今回は芳ヶ平湿原だけを目指して向かってみます。
白根・芳ヶ平方面遊歩道入口
本日のスタート地点は、白根・芳ヶ平方面遊歩道入口です。
ヤマレコの地図だと、芳ヶ平登山口と表記されていました。
駐車場は無いのですが、入口に少しスペースがあり、2〜3台くらいは停められる感じです。

朝8時くらいで、気温は19度。
この辺りも、関東に比べると格段に涼しい。
歩き始めは、穏やかな森の道といったところ。
途中までは一度歩いたことがあるので、安心感があります。

蟻の塔渡り
少し歩くと、蟻の塔渡りがあります。

覗けば、確かに切り立った細い道ですが、柵もあり安全に歩けます。

香草
作業道のような、廃れてしまった道と合流します。

こういう道は、何のために作られたのかが気になります。
この辺りは、植林もされてないしなぁ。

香草という所に到着。
廃道はここまでです。

常布の滝
香草の横に、常布の滝の展望台があるので、今日は遠目から眺めるだけにします。

香草から少し登っていくと、登山道の横に常布の滝への入口があります。
今日は寄らずにスルーですが、アプローチさえ良ければなぁ・・・。
また立ち寄りたい滝ですね。

大岩
さて、ここから先は初めて歩く道ですが、景観としてはあまり変わらない感じです。
遊歩道的な、歩きやすい穏やかな登り坂が続きます。

大岩というところを通過。
この大きめな岩が大岩かな。

一本松
続いて一本松通過。
大きな松の木でもあるのかと思いきや、それらしき木は見当たらず。

毒水
毒水沢を越えていきます。

毒水というくらいだから、何か有害な成分でも混ざっているのかしら。
沢の水は、温くて温泉っぽいのが混じっている感じがしました。

横笹
天候に恵まれて、グッドコンディションです。
日差しは強いものの、気温は20度もないだろうし、急登はないので程よく汗をかく感じです。

横笹という分岐に到着です。
ここからは、桜清水を通って芳ヶ平ヒュッテへ向かいます。

芳ヶ平ヒュッテ
少し登っていくと、展望がひらけました。
向かいに見える笹が広がる斜面は、帰りに下ってきます。

途中にあった、桜清水というところは、道標があるだけでした。
てっきり、湧き水でもあるのかと思いましたが、特にそれらしき所は見当たらず。
枯れてしまったのか、それとも道を外れて奥へ進めばあるのか、詳しいことは分からず。
芳ヶ平ヒュッテの手前辺りが、少し急な登りになり、少し登山感があります。

白根山が見えてきました。
蒸気のようなものが、絶え間なく吹き出していて、空を伝って音が響いてきます。

車両も通れそうな、白根山との分岐に到着。

芳ヶ平ヒュッテに到着です。
スタートから、大体2時間40分ほど。
平日とはいえ、8月なのに誰もいません。
こういうところは、どうやって営業が成り立っているのか不思議。

芳ヶ平湿原
芳ヶ平ヒュッテの前を通り、芳ヶ平湿原へ向かいます。

少し歩くと足元は木道になり、池が見えてきました。

んーーーん、良い感じ。
イメージ通りの湿原地帯です。
正面に見えている山々が、渋峠の辺りかと思います。

芳ヶ平湿原は、木道で一周できるので、少し先まで行ってから反時計回りで歩いてみました。

季節的に、花などはチラホラ咲いている程度でしたが、穏やかな心地よい空間が広がっています。

途中に、3ヶ所くらいベンチがありましたが、良いベンチを見付けたので、ここでお昼休憩にします。
日差しは強く遮るものも無いですが、それで丁度良いくらいの気候で、1時間ほどここでノンビリとしました。
良いリフレッシュの時間です。

下り
さて、休憩を終えたら帰りますかぁ、ということで一旦芳ヶ平ヒュッテへ戻ります。
野営場の横から道があるので、尾根伝いに下っていきます。

山間の平らなところにベンチやテーブルが並んでおり、ここでテントなどが張れるっぽいです。

笹に覆われた尾根道を歩きながら振り返ると、白根山がどっしりと構えています。

急な下りの手前に、芳ヶ平野営場展望台というのがありました。
白根山と笹の広がる山々で、景観は抜群。
でも、展望台と名付けるなら、テラスとまでは言わないものの、ベンチくらいは欲しいところ。

少し急な、笹の斜面を下っていきます。
ここは、往路で見えていたところだな。

下ってきた道を振り返る。

斜面を下り終えて少し進むと、大平分岐に到着です。
ここから横笹へ戻ります。
帰ってきて、地図を見ながらブログを書いていると、ほぼ標高差も無いので、大平湿原と八石山に寄ってきてもよかったかなぁなんて思います。

一つ沢を渡りますが、増水していると渡るのが厳しいかも知れません。

この先は、登りと同じルートなので、ノンビリと平和に下りまして、本日も無事終了です。

西の河原露天風呂
草津まで来たので、もちろん帰りに温泉です。
寄ってきたのは、西の河原露天風呂です。
広い露天風呂だけ、というシンプルな温泉施設。
お湯はもちろん言う事なし。
洗い場とかも無いので、その辺りは好みかなぁ。
西の河原露天風呂のウェブサイトはこちら
https://onsen-kusatsu.com/sainokawara/

芳ヶ平湿原の感想
1年越しのリベンジ、ということで行ってきましたが、なかなか良い行程でした。
今回のルートでは、芳ヶ平ヒュッテ手前の登りと、芳ヶ平野営場展望台の先にある斜面が少し急なくらいで、あとは遊歩道的な歩きやすい道でした。
景観も良く、雄大な白根山が近くに見えますし、周囲の山々も笹が広がっていて、けっこう飽きずに歩ける感じです。
芳ヶ平湿原は人も殆どいなく、この日は他に一組いただけでした。
ですので、ノンビリと穏やかな空間を満喫でき、とても良い時間を過ごせました。
湿原自体はけっこう広かったので、もう少し木道が長く伸びて、歩ける距離が長ければ良いのになぁと思いました。
 
  
  
  
  

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