
所要時間:約6時間30分
栃木県日光市にある、刈込湖(かりこみこ)と切込湖(きりこみこ)へ行ってきました。
奥日光湯元温泉源泉の上部にある駐車場からスタートをして、湯元・光徳線歩道で刈込湖と切込湖をまわり山王峠へ。
山王峠からは光徳牧場へ下り、戦場ヶ原の小田代橋と泉門池をまわり、湯滝、湯ノ湖を経由して駐車場へ戻る周回コースです。
夏真っ盛りということで、荒天でなければ、涼しい奥日光に決まりです。
今回は、登山靴を新調したので、足慣らし的な感じで緩やかな行程のプランにしてみました。
駐車場
今回のスタート地点は、奥日光湯元温泉源泉の上部にある駐車場です。
国道120号線沿いにあり、10台チョットは無料で停められます。
トイレはありません。
グーグルマップでは「蓼ノ湖登山口駐車場」と表記されていました。

そして、おニューの登山靴。
前の靴が、ソールと言うか・・・靴底ごと剥がれてしまったので、急遽購入です。
そろそろ買い替え時だなぁと思っていて、予め製品をチェックしていたのですが、今回はザンバランのパスビオGTを買ってみました。
スカルパ、ローバーあたりも気になりましたが、セールになっていたのでザンバランにしてみました。

小峠
登山口は、駐車場内にあります。
湯元・光徳線歩道の起点です。

当日は、朝のうちは雨。
昼過ぎには、晴れになる予報です。
スタート時点では、まだ雨が降っていたので、久しぶりにレインウェアを着込んで出発です。

今回は、どこかのピークを目指す感じではないので、軽いアップダウンがある程度です。
小峠までは、軽い登りがあります。

30分ほどで、小峠に到着です。

刈込湖
けっこう平坦なしっかりとした道もありました。
昔は、車両も通っていたのかな???

刈込湖へ近付くと、少し急な下りです。

道はハッキリとしており、道標も立派なのがあるので、迷うことなく進めます。

刈込湖に着きました。
手の加えられていない感じの静かな湖です。

天気が良ければ、もう少し青みがかった湖水になりそうです。

湖の畔は歩けなそうなので、一旦上の道に戻り、湖沿いの道を進みます。

切込湖
刈込湖の端まで進むと、切込湖と繋がっていました。

切込湖の案内板がありましたが、ここは下りれなそうなので、このまま進みます。

切込湖の端の辺りまで進むと、湖畔に下りれそうな道がありました。

誰もいなく人工的なものも無いので、静かな時間が流れています。
水辺でノンビリするのもアリですね。

風景的には、刈込湖と同じ感じです。

涸沼
一旦止んだ雨が、また降り始めました。
一度脱いだレインジャケットを、また羽織ります。

切込湖から涸沼へ向かう途中の平坦な道が、今回で一番のお気に入りでした。
静寂な森に包まれて、心地よい空間がひろがっています。

斜面の下の方に涸沼が見えてきました。

おぉー、何だここは!
おそらく、笹と思われる植物が一面に生え、山間に平らな大地が広がっている絶景です。
涸沼は、水の無い沼みたいなのがあるだけかと思っていたので、良い意味で裏切られました。

所々にベンチもあり、ここでお弁当をひろげるのも良いかもしれません。
この日は、そこそこ雨が降っていたので、通り過ぎるだけでしたが。

アクシデント
涸沼を後にして山王峠へ向かう前に、調整のため靴紐を締め直したその時・・・プツン!という音と共に、靴紐を通すループ状のところが根本から切れてしまいました。

もーーー、なんだよーーー!!!
使用し始めて3時間程度。
根本から抜けるように切れてしまいました。
今まで、何足かは履いてきましたが、ここが切れてしまうのは初めてです。
とりあえず、靴自体は絞めれるので機能的には問題はないのだけど、この後に交換やら修理やらのやり取りをしなければいけないのが面倒くせーーーーーーー。

山王峠
特に問題なく歩けるので、気を取り直して山王峠へ向かいます。

少し登ると車道が見えてきました。

山王峠に到着です。

山王峠から少し入った所に、山王見晴らしがあります。
ここは、以前に太郎山へ登った際に通っていて、ベンチがあることが分かっていました。
ですので、ここでお昼休憩予定でしたが、普通に雨が降っている状態。
予報では、晴れている時間帯だったのになぁ。

光徳沼
暫くは雨が止まない感じだったので、お昼休憩は無し。
お腹は少し空いたので、歩きながらの燃料補給にしました。

下っていると、雨も止み日が差し込んできました。

光徳牧場まで下ってきました。

牧場の柵沿いに進んで、光徳沼へ向かいます。

牧場は、牛さんが数頭いるだけ。

柵沿いの道から離れ、光徳沼方面へ。

歩いていると、右側に水草のようなのが一面に生えている地帯があって、これが光徳沼なのかなぁと思っていたらそうでした。

まぁ、遠目に見ると沼や湿原みたいですが、実際は川ですね。
上部は川幅も広いので、おそらく流れもあまり無いのでしょう。
写真の辺りは、川幅も細いので、それなりに流れています。
この水が冷たくて気持ち良かった。

なかなか良い景観です。

看板には「光徳沼とその周辺」。
いやいや、もう少し良い名付け方があるんじゃないか。

戦場ヶ原へ
光徳沼から流れる逆川沿いの道で、戦場ヶ原へ向かいます。
横に川を眺めながら歩ける、遊歩道のような道です。

こんな所にも堰堤があるけれど、必要ないと思うんだけどなぁ。

国道120号線に出ました。
ゲートを通り、橋を渡った先で戦場ヶ原へ入っていきます。

戦場ヶ原
光徳入口という所から、小田代橋方面へ向かいます。
戦場ヶ原は、横を通ったり山の上から眺めたりで、中に足を踏み入れるのは初めてです。

こういう木道がいいですね。

天気も回復して、男体山もキレイに見えます。
こういう道をボケっと歩くのが良い。

小田代橋
湿原を抜けると分岐がありますが、湯川沿いの道は通行止めなので、迂回路へ向かいます。

階段を降りていくと川が見えてきました。

穏やかな良い流れですね。

泉門池
小田代橋を渡り、少し進んでいくとテーブルとベンチがたくさん並んでいます。

奥に泉門池がありました。
休憩にちょうどいい感じの場所です。

小滝
お次は、迂回路を通って小滝へ向かいます。
迂回路といっても、キチンと整備された道でした。

夏休み中のせいか、すれ違うのは家族連れとアジア系の外国人方が多かったです。
この辺りは、山の格好をしている人がいないので、一人浮いています。

小滝が見えてきました。

橋の上から、ちょうど正面に見えますが、チョット遠いかなぁ。
落ち込む水と右から回り込む流れがあり、2つの流れがある面白い滝で、けっこう横幅もあります。
もう少し近くで滝を感じたい。

湯滝
小滝から少し上がっていくと、湯滝があります。
ここは、観光スポットになっていて、観光客の方がけっこういます。

おぉー、これはスゴイ!
高低差が100mくらいはあるんだろうか?
水量は多くないのだけど、横幅いっぱいに水が広がっていて迫力があります。
この規模の滝を真下というか、真正面から見れるので、良い観光スポットですね。

滝の横から、上部へ上がれます。

横からも少し見れて、水の勢いを感じられて良いです。

湯滝を上部から。

湯ノ湖
湯滝の上へ上がると、湯ノ湖があります。
行程も残り少し。

日光湯元温泉まで、湖畔沿いに半周ほど遊歩道がありますので、そこを歩いていきます。
夕方で曇り空だったので、景観はイマイチでしたが、ノンビリと歩ける素敵な道です。

温泉街側は、木道で整備されています。
お散歩にいい感じの雰囲気です。

風もなく、穏やかな水面に心も安らぎます。

湯元源泉
湯ノ湖からは温泉街を抜けていきます。

歩いていくと、湯元源泉があります。
源泉の辺りは、散策スポットのようになっています。

奥の方は、温泉の湿原みたいになっていました。
立ち昇る湯けむりと硫黄の匂いが、旅気分を盛り上げてくれますね。

湯元源泉の奥の方に、駐車場ところへ出る道があるので、最後にひと登りして戻り、本日も無事終了です。

今回の感想
今回は、とても見所がたくさん有り、満足度の高い充実した周回コースでした。
多少のアップダウンはあるものの、キツイ登り下りは無いので、肩肘張らずに気軽に行ける感じです。
ただ、難点は距離で、山行中にGPSがうまく拾えていないところもあり、大体になりますが19kmくらいの距離がありましたので、誰にでもオススメできる感じでもないです。
個人的に好きだったところは、涸沼と湯滝ですね。
戦場ヶ原なんかも、また違う季節に違うコースも周ってみたいなぁと思います。
 
  
  
  
  

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