
鷹ノ巣山
標高:1736m
所要時間:約9時間30分
東京都西多摩郡奥多摩町にある、鷹ノ巣山(たかのすやま)へ行ってきました。
奥多摩水と緑のふれあい館からスタートして、水根沢沿いのコースから鷹ノ巣山へ。
下りは、六ッ石山を経由して下山する周回コースです。
気温も上昇してきた今日このごろ、涼しそうなエリアへ行きたかったのですが、当日は関東一帯で雨予報のため、前日まで何処へ行こうかと悩む悩む・・。
比較的、奥多摩エリアだと天気が持ちそうだったので、鷹ノ巣山へ行ってみることにしました。
奥多摩だと暑さが気になるのと、今回のコースは時間がかかるので、少しハードな行程になりそうです。
駐車場
本日のスタート地点は、奥多摩水と緑のふれあい館の駐車場です。
無料で駐車でき、トイレも利用できます。

登山口
まずは、駐車場から青梅街道(国道411号)の方へ向かいます。

水根バス停の横、トンネルの手前の道へ入っていきます。

沢沿いの車道を歩いていくと、ポンプ場があるので、そのまま直進(写真だと左側)。
帰りは、右側から戻ってくる予定です。

車道を進んでいくと、道が二手に分かれていますが右側へ。

程なくして案内板があるので、それに従って民家の間を入っていきます。

朝早いと、通り抜けるのに少し気後れしてしまいます。
廃屋もありますが、住人の方もいらっしゃる感じです。

集落を抜けると、登山道に入ります。
ここからスタートという感じですかね。

水根沢沿いのコース
時期的に暑そうなので、沢沿いの涼しげなコースがいいなぁと思い、登りは水根沢沿いのコースにしました。

が・・・思っていたのとはだいぶ違い、登山道のだいぶ下の方に沢があって、斜面に道が通っています。
てっきり、沢沿いの林道をひたすら歩いていくのかと思っていました。

沢に沿って、谷沿いに歩くという感じですかね。
途中で、林道水根沢線の終点に出たので、林道の延長線上がこの登山道になるのかな。

序盤で汗ダクになってしまったので、支流があると顔を洗ったり冷やしたりしました。
暑い時期は、沢が気持ち良いです。

水根沢は、けっこう滝なども沢山あるので、もっと近くを歩きたい感じがします。

途中で、ワサビ田の跡地のような所があり、このあたりから沢が近くなりました。

この辺りから斜面に取り付くまでが、沢コースのようになりました。

そうそう、今日はこういう所を歩きたかったのよ。

分岐
沢沿いから離れて、榧ノ木尾根になるのかな?尾根へ向かう斜面へ入ります。
ここからが、けっこう急な登りになります。

個人的に勝手なイメージですが、この苔生した感じが奥多摩っぽくて良いですね。

途中に休憩所的なところがあったので、ここいらで一休み&補給。
もう、ウェアを絞れるくらいに汗をかいています。
それと、この辺りではアブだかブヨだかよく分からないけれど、なんかそれっぽい虫が食い付いてくるのでチョット嫌な感じです。

少しガスってきました。
予報では、夕方まで曇りでその後に一雨きそうな感じなので、どこまで持ってくれるかなぁ。

六ッ石山方面と榧ノ木山方面の分岐にきました。
ここは、榧ノ木尾根の方へ向かいます。

んー、なかなか長い道のりだ。

ようやく、榧ノ木尾根へ取り付きました。
水根沢林道分岐っていう所かな。

鷹ノ巣山
尾根に上がったら、山の雰囲気がガラッと変わりました。

心地よい風が通り抜けていて、びしょ濡れだったウェアが一気に乾いていきます。

この辺りの景観は好きですねー。
疲れが飛んでいくような、気持ち良い道でした。

水根山の南側に榧ノ木尾根分岐というのがあるので、ここは鷹ノ巣山方面へ向かいます。

尾根の一段下にある、巻き道みたいなところを歩きます。

少し進んでいくと、尾根に上がれるポイントがあるので、尾根に上がります。

ここからは、鷹ノ巣山へ向けて石尾根を一直線。

鷹ノ巣山が見えてきました。
この辺りでは、小さな虫が頭のあたりに大量に飛び回っていてストレス。

石尾根っていう名なので、岩が多いところかと思いきや、のんびりとした道でした。
雲が多いけど、まぁまぁ眺めも良いです。

鷹ノ巣山の手前は、穏やかに見える道ですが緩やかではない。

鷹ノ巣山山頂に到着です。
スタートから約4時間、いやぁなかなか長かった。

山頂は誰もいないので一人占め。
広いスペースがあるので、岩に腰を掛けてお昼休憩です。
雲が多かったけど、南側の展望が良くてのんびりと過ごせる山頂でした。

水根山
帰りも行程が長いので、山頂での滞在もほどほどに下山開始です。
下りは、六ッ石山をまわっていきます。

基本的には尾根歩きで、まずは水根山を目指します。

山頂から20分ほど歩いていくと、水根山に到着です。

地図上で見た感じでは、もっと独立した山頂かと思っていましたが、道の途中というか、道の横にピークがある感じでした。

六ッ石山
続いて、六ッ石山を目指しますが、雲がかかってきました。
天気は下り坂ですね。

ガスっている中を黙々と歩いていると、気付いたら城山を過ぎていました。
振り返り、写真をパチリ。
多分、奥が山頂のあたり。

晴れていれば、気持ち良い尾根道でしょう。
けっこう好きな雰囲気でした。

少し平らになったところに、将門馬場がありました。

このルートからの鷹ノ巣山は、まぁまぁ傾斜もあって距離も長いから、登りだとけっこうキツイかもしれないですねー。

六ッ石山との分岐に到着。
お空がゴロゴロと鳴りだした。

分岐からは、一登りで六ッ石山です。

六ッ石山に到着。
広場のような広い山頂です。

下山
ここから奥多摩湖へ向かいます。

途中に榛ノ木尾山。

少し雨がぱらつき出しました。

なかなかのロングコースで、後半は急坂でペースもあまり上がらず、つい「なげーなぁ」と呟いてしまった。
さすがに疲れてきました。

下の方に産土神社がありましたので、まだ終わっていないけれど、無事下山してきましたのご報告。
鳥居の土台がドラム缶なのが、いい味だしています。

こちら側も、民家の間を抜けて車道へ出ます。

最後は車道を歩いて奥多摩湖まで戻ります。
途中に、林道水根沢線の入口がありました。
これを終点まで行くと、行きで通った道と合流するっぽいですね。

すっかり夕方になってしまいましたが、本日も無事終了です。
人気のある山かと思いきや、誰とも出会わなかったなぁ。

もえぎの湯
帰りに、もえぎの湯へ寄ってきました。
奥多摩の登山帰りといえば、ここですね。
無色透明、ヌルスベっとしたお湯が良い感じです。
ただ、個人的にはチョットお高め。
もえぎの湯のウェブサイトはこちら
https://www.okutamas.co.jp/moegi/

鷹ノ巣山の感想
今回のルートをアプリで計画した時には、合計タイムが10時間15分くらいと出て、流石にそんなには掛からないだろうと思い手動で時間を調整しました。
実際の山行では9時間30分くらいで、休憩などを除くと行動時間は8時間30分くらいだったかと思います。
個人的にはなかなかのロングコースで、後半は少し疲れてしまいましたね。
水根沢沿いの道、石尾根、六ッ石山へ下る尾根と、エリアごとに特徴が変わるので、長い距離と時間の割には飽きずに歩くことができ、楽しめた山行だったと思います。
時期的なのかもしれませんが、けっこう虫が多くてウェアの上から刺され、翌日確認すると10ヶ所以上やられていました。
これは要注意です。
今回の鷹ノ巣山は、奥多摩だったのでボチボチ人がいるかなぁと思っていましたが、意外にも誰とも会いませんでした。
長い距離を歩きたい方には、オススメのコースです。
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